2024-6-5(作業日誌496)

2024年 6月5日(水) 晴 退院
 女房殿が約3週間ぶりに、左膝の人口関節の手術から退院。娘夫婦が慈恵医大病院へ迎えに行ってくれた。
 僕は、ひびきみかのスタジオで「ガザ・劇場・穿つ」の稽古に。

 6月4日(火) 晴 自宅
 草むしり進まず。

 6月3日(月) 晴 ポップサーカスへ
 浦賀で公演中のポップサーカスへ。真剣に見てしまった。楽しかった!オーソドックスなエンタメサーカスである。
 コロナの時期、ポップのテントで練習できなかったためサーカス学校に来て練習していた丹原順菜が小一丁ブランコで出演。大胆なアクトで会場を盛り上げていたのが、嬉しかった。頑張れ‼︎順菜と声が出た。
 南米のパフォーマーの演技に加えて、ベトナムのぺアのエアリアルや大連雑技団の高車碗投げあり、ロシアのクイックチェンジ・マジックなどなど、多彩なアクトで、会場を盛り上げていたが、客入りは今ひとつ。浦賀辺りも人口減なのかもしれない。


 6月2日(日) 晴 リハ見学
 IDTF実行委員の創作ダンス作品2本のリハを見る。
 作品として、それなりに作られているが、特別強く訴えるものは感じられないのだが。もちろん、参加している若い人たちが一生懸命なのはわかるのだが、、。やはり、どこか物足りない。

 6月1日(土) 晴 石橋氏に会う
 11時に東京駅に銀の鈴という、昔からある有名な待ち合わせ場所で、紙芝居のじゅうべぇさんに会う。“ガザ・劇場・穿つ”で演じてもらう紙芝居の新作のセリフを見せもらった。しっかり書き込んでいる。これで、“ガザ 〜”は一段と訴求力のある作品になると思う。そのあと、両国の理容店高橋にいき、散髪。あ〜、すっきりしたぜ!
 で、ついでにシアターXにいき、IDTFの仮チラシを25部ほどもらう。考えれば、明日はシアターXにいかなければならないので、なにも今日覗いてチラシをもらわなければならないということはなかった。
 それにしても、東京駅のお土産を売る名店、レストランはどこも超満員。
 最近の人々の動きというか、消費行動をどう見ても異常としか思えないのだが、消費文化というのが沸騰状態にあるのではないか。
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 サーカスについて。どうやら、エンタメとしてのサーカス文化の空間、フェスティバルでの大道芸文化の空間など、エンタメ化することで、技術的には進歩しているかもしれないが、どんどん底の浅い、キャーキャー喜べばいいもになっているような気がする。
 さらば、エンタメサーカス、大道芸だ。
 個人的な自分のサーカス空間は、まず、なにもない空間だ。闇の中に浮かぶ、霞んで見えるサーカステントの中は空っぽ。いや、空っぽに見えるが、そこには、闇そのものがさまざまな形をとって蠢いている空間だ。動物の姿もあれば、空中を飛行している黒い塊である空中ブランコ乗りの姿もある。それらは黒い塊として見えたかと思えば、移動したその先で、闇の中に溶け込んでしまっている。
 朝目覚める前に見る半睡状態の夢の世界で、僕はこの闇にうごめくサーカスの世界で遊んでいる。

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