2024-10-20(作業日誌523)

2024年 10月20日(日) 曇 秋らしい寒さに (29日目)
 昨日は、観察史上最も遅い真夏日の30度超えとか。今日は打って変わって15,6度の秋らしいというかいささか寒い日になる。それにしても、この異常気象で人類滅亡の日も秒読みになっているのかしら。
 といって仕事ができるかといえば、ボーと過ごしている。やっと、日記だけつける。
『やし酒飲み』のメモを作ろうと思うが始めていない。骸骨が手足から体、顔などをレンタルして、ものすごくいい男になって市場に現れるが、家に帰るときは、その借用した体の部分部分を返してレンタル料を払い、骸骨になってしまって、やはり骸骨の家族や仲間の元に帰るという話がとても気に入っているので、そのほかの話もチェックしておきたいのだ。
 この『やし酒飲み』の物語もとにかく森を抜けていく。その森は、アフリカでは人が入っていけいない、はいると出れなくなる森らしい。『やし酒飲み』の主人公はどうやら神らしいのだが。いや神と人間の間のような生き物らしいので、この森をでたり入ったりできるのかもしれない。そのあたりは本の中では明確に書かれていない。

 10月19日(土)晴 三茶de大道芸へ (28日目)
 今年で23回目かになる三茶de大道芸を見に行く。ファニーボンズのオアフォーマンスが見たいので出かける。やはりなかなかうまいもので、ただジャグリングを見せたりする大道芸とはまるで違うし、客との絡みも巧みなものだった。
 そのほかのものも2、3見たが、特記することなし。
 久しぶりに都会に出たので、それとなくなにか目につくものはないかとキョロキョロしてみたが、目を引くものなし。映画関係の書籍、パンフレットを専門に扱っている古本屋があったが、開店していなかったのが残念。
 帰りは田園都市線で中央林間へ、小田急で藤沢、そこからJRで大船・逗子と乗り継いで帰宅。渋谷にでて三軒茶屋に出るよりは、運賃は300円ほど安くなるようだ。

 10月18日(金) 曇 (27日目)
 『足芸綺談』の再校を終えて、次の『少年とブランコ』へ。
 で、この一連にチェックが終わったら、次作へ。「黒い森の向こうへサーカスがやってくるが、その黒い森を通り抜けることができない、、、」というイメージが浮かぶが、黒い森とはドイツの“黒い森”のイメージがあって、黒い森ということを使うことにためらいがあるのか、その先が思い浮かべられない。イメージの世界のはずだが、実際に“黒い森”を通り抜けられないどころか、この“黒い森”という言葉が壁になって、その先の言葉が出てこない。

 10月17日(木) 曇      (26日目)
 『水溜まりの上の綱渡り』再校済み。次は『足芸綺談』の再校へ。今日中に終えたいが。

 10月16日(水) 晴のち曇    (25日目)
 豊永浩平著『月ぬ走いや、馬ぬ走い』(講談社 2024-7-9第1刷1500円税別)を読む。『群像』(第67回)文学新人賞を受賞した作品で、作者は弱冠21歳の琉大生。なんともすごい筆力だ。文章もうまいというか恐れを知らぬ展開である。一体自分は何を書こうとしているかと打ちのめされるよ、本当に。

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