関東短期大学公演

村長日記2011-10-30(日)曇り 関東短期大学公演
 
8時にサーカス村を出て、館林市の関東短期大学へ。今年が5回目(?)の短期大学の公演。この短期大学でも、学生数が減って経営的には大変らしいが、なんと、就職率は100%に近いとか。皮肉な話しである。
 
観客は100名ほど。学生と子どもずれの親子が大半。なかなかいいショーになっていたと思う。
 
これで、たんぽぽ保育園、足尾中学、そして関東短期大学の3日続きの公演も無事、終了。来年もという声をいただいたが、さて、その来年の公演ができるかどうか。現状の判断では、生徒たちの将来の健康を考えると、サーカス学校をつづけていくことには、ためらいを感じてしまう。放射線に汚染されている場所から離れることができる人、動物は、そこから離れるべきであるというのが、ぼくの考えである。もちろん、その土地を離れられない人々もいるだろう。
 
しかし、放射能で汚染されている土地で取れる作物などを、1キロ当たり500ベクレル以下だから、安全だというのは、国の詐欺的な広報だと思う。そこには、原子力発電の安全神話と同質な虚偽が隠されている。まさしく“原子力の安全神話と食の安全宣言”ではないか。10年後、20年後に、被害が出てきた時には、次はどんなだましのロジックをもちだすのであろうか。
 
 “世界一安全な原子力発電”といったって、今回のような原子炉爆発が起こらない保障にはならない。原子炉などという、ひとたび崩壊すれば、もはや人間の手で制御できないものを、世界一安全などという、比較でしかないコトで、その稼動を認めてしまおうというのは、個々の人間の感性、知性ではなく、資本主義(金儲け主義)のなせる“せりふ”でしかなく、そこには人間はいないのである。
 
そんなコトバを操るのは、人とはいえない。

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